2023年08月の記事一覧｜熊本市の不動産売却・買取はセンチュリー21東洋不動産｜センチュリー21東洋不動産

（Bさんのケース）
Bさんの父親には離婚歴があり先妻との間に子供がいる
後妻の子供であるBさんは先妻の子供とあったことはなく連絡先も知らない

父親と先妻の関係は離婚した時点で法律的には他人となるが、父親と先妻の子供は親子関係
よって父親に相続が発生すると先妻の子供も法定相続人となる

遺産分割の手続きには先妻の子供にも参加してもらいBさん兄弟のみで遺産分割協議はできない
疎遠である相続人同士であれば連絡とることも困難なケースもあり、連絡が取れてもスムーズに分割協議が
出来ずトラブルに発展するリスクがある

（Cさんのケース）
母親名義の敷地に自宅を保有して母親と妻とＣさんで居住
Cさんの兄弟は兄（既婚で他県に居住）が1人
敷地は数年前に他界した父親から母親が相続
母親の保有財産は土地6000万円、金融財産2000万円の合計8000万円

Cさんは現在の自宅に居住し続けることを希望。
しかしCさんの兄が法定相続分を主張した時は
宅地の売却をする可能性があります。

父に相続が発生する一次相続は母親が父親の全財産を相続すれば配偶者控除で
相続税はかからないことがあり、子供たちとの折り合いが付きやすい。
一転して母に相続が発生する2次相続は、子供たちで遺産分割となり
トラブルに発展する可能性が高い

お盆で家族が集まった時に、相続について話し合う良い機会です。
親の財産や法定相続人がはっきりしていることがポイントです。
財産は不動産・現金・車・貴金属・有価証券のプラスの財産だけでなく
借金・負債などのマイナス財産を明確にしておきましょう。
そのうえで遺産として継承する財産は何かを確認しましょう。
又法定相続人については前妻や前夫との間の子や認知した子が
いないか確認します。
全財産や相続人の状況を踏まえて配分を決めておくことも重要ですね。
特に不動産は分割する事が困難なため誰が引き継ぐのか共同で相続するか、
それとも売却して金銭を分けるのかを決めておくことが大切ですね。

相続トラブルで悩んでいる人が多い
遺産の額が少なくても家族間での
意思疎通ができてない・相続の話題はさけたい。
そんな状態で親の死を迎え、遺産分割で結局もめる訳です。
トラブルを防ぐには相続について話し合いの場を
もって、親は自分の意思を子供たちに伝え家族で
共有することですね。
そのタイミングはお盆で家族が集まった時が
グッドタイミングですよ。
ご先祖様の墓掃除の後など、どうですか。
次のブログは家族で話し合っておきたいことを
テーマにします。
こうご期待